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絶唱 / 湊かなえ(新潮文庫)

評価:
湊 かなえ
新潮社
¥ 594
(2019-06-26)

あまり選ばない作家さんなんだけど

どこの本屋さんでも

やたらと 平積みしてあって

 

「そんなに? ならば  いざ」と 拝読。

 

4連作長編。

阪神・淡路大震災とトンガ。

かなりかけ離れた二つの土地が

各編それぞれの主人公と

ふしぎに繋がる。

 

書きたいことと 設定に距離があって

結果 散漫さを思う。

リアルが迫りづらい。

残念。

作家ご自身の体験も含まれているようで

想いが強すぎたか。

 

ただ 目に留まったのは

「死」を悲しみと捉えない

トンガの宗教観。

亡くなった人たちは

あちらの世界で

みんなまた会うという発想。

 

天国があって

死んだらみんな そこへ行く、

亡くなった 祖父祖母も

死んだ ひよこも金魚も

みんな あっち側へ行って

幸せに笑って過ごしている、

漠然と そう思い込む

子供時代が過った。

 

 

 

 

2019.09.14 Saturday | - | trackbacks(0)-

むらさきのスカートの女 / 今村夏子(朝日新聞出版)

芥川賞受賞時

なんとも気になるタイトルと

記憶に残っていたので

やっぱり読むことにしました。

 

今村作品 2作目。

忘れていたけれど

前回のは 好きな作風だった様子。

http://anmitu-1.jugem.jp/?eid=473

 

”黄色いカーディガンの女”こと 私 が

その地域で 変わり者の逸材と評判の

”むらさきのスカートの女”を

ひたすらに観察する物語。

 

「みたい」

「近づきたい」

「知りたい」

「暴きたい」

 

自分とは異質なのものに

人間がつい抱いてしまう

ストーカー的 好奇心。

 

「えー 気味悪い」

そう言いながら どこかで

多くに身に覚えある

深層心理なはず。

 

湿度がベタベタ高くならず

読みやすい文体で

けれど 薄ら気味悪い感を残して書いてある。

 

血生臭い幕引きになりそうなところを

「あれれ?」と思っているうちに

不思議な煙に巻かれて終結する

「全部 夢だった?」みたいなお話。


 

芥川賞受賞作の多くと同様

「 えー これ?」って意外感はありつつ

 

「直木賞」ではなく「芥川賞」

 

青い芽の力 というか

どこかで 納得できる気もしました。

生意気ながら。

2019.09.13 Friday | - | trackbacks(0)-

昭和の怪物 七つの謎 / 保阪正康(講談社新書)

図書館で拝借。

 

数年前 既読の

「置かれた場所で咲きなさい」が印象的だった

渡辺和子さんに関する章が含まれていたので。

 

戦争にクーデター。

血生臭い 昭和。

自分を含め 戦後生まれには

想像も及ばない「 命がけ 」の時代。

 

平和は 当たり前じゃないことを

読んで 知って 学ばないと。

 

2019.08.24 Saturday | - | trackbacks(0)-

つみびと / 山田詠美(中央公論新社)

評価:
山田 詠美
中央公論新社
¥ 1,728
(2019-05-21)

山田作品は必ず 読む。

 

でも 広告を見て

今回 ちょっと躊躇した。

 

「 大丈夫か?あたし これ読んで」

 

でもスルーできない。

手に取った。

いやー 苦しい。

抜け道のない話。

なのに 一気読み。

これが この作家のすごいところ。

 

我が子を放置して死なせた母親の事件。

実際にあったものを題材に書かれている。

なぜ それが起きたのか。

4代にわたる 不幸連鎖。

 

弱き者が一番の被害者になり

彼らが成長すると

苦しみながらも 加害者になる。

またそこで 弱き被害者が生まれる。

被害は 加害と表裏一体。

 

しでかしてしまった本人だけの罪じゃない。

でも 法で裁かれるのは当事者ひとり。

根は深い。

不条理は 果てがない。

世間は 平等じゃない。

まともは 異端に非情。

 

似たような境遇で

一つ間違えば

「あれは あたしだったかも」

思う人が どれほどたくさんいるだろう。

 

巻き込まれていく

真っ黒な 悲しみたちを

書きすぎず

書き損なわず

外れず

書き当てている。

 

やっぱり このひとの本は

必ず 読む価値がある。

 

2019.08.15 Thursday | - | trackbacks(0)-

幾千の夜、昨日の月 / 角田光代(角川文庫)

大好物な「月」と「夜」で

もちろんの タイトル買い。

 

日頃 エッセイはあまり選ばないが

角田さんなら まちがいないだろうと。

 

で、大正解。

 

ベースは旅エッセイで

さらに通常 読まないタイプなのに

すばらしき角田ワールドに陶酔。

 

場面は世界のどこであろうと

角田五感が反応して

こころの傾斜が数ミリ揺れ動くような瞬間を

逃さず捉え まさにジャスト言葉で綴ってあります。

 

少し ユーモラスで

少し 孤独で

少し 懐かしくて

少し 切なくて。

 

この一冊 おかずに

10個くらい 曲が書けそうな本。

 

 

2019.07.06 Saturday | - | trackbacks(0)-

夫の墓には入りません / 垣谷美雨(中公文庫)

図書館で借りて拝読。

 

意味深なタイトルのこれを

なんで借りることにしたのか

またしても 全く記憶にはないのだが。。。

既読の2冊が面白かったからかな。

http://anmitu-1.jugem.jp/?eid=513

http://anmitu-1.jugem.jp/?eid=474

 

旦那さんが突然 亡くなり

子供のいない未亡人となるも

冷え切った夫婦関係からも

住宅ローンからも 全て解放。

晴れて「 嫁、卒業!」と

密かに自由を噛みしめたのも束の間

近所に住む 舅・姑・親戚諸々の重圧

ちらつく亡き夫の愛人問題 などなど

コテコテな しがらみだらけで

もう沈没寸前。

 

「こうなったら!」と必殺技で

近頃 耳にする

”姻族関係終了届”を提出。

 

ライトな書き方だけど

リアル感もあって

「あー あるかもねえ」と思わせる作家さん。

 

後半 突如 お父さんが

スーパー・マンぶりを発揮。

読んでいて 心地よく

ちょっと羨ましくも思えました。

 

 

 

 

2019.07.06 Saturday | - | trackbacks(0)-

読みたいことを、書けばいい。/田中泰延(ダイヤモンド社)

おもしろいTwitterへ興味を持ち

さらに本を出していると知り

早速 購入・拝読。

 

ベテラン・コピーライターと知り

大変 納得 納得。

短いセンテンスで端的明瞭。

おふざけかと思いきや

プロの技バラしもちらほら。

頭がキレる人なんだなー、と。

なるほどね、の箇所もたくさん。

 

ただ 如何せん

文字 大きすぎ 余白 多すぎ作戦で

ページ数 稼ぎすぎ。。。かと。

 

そういう意味で

なかなか高い一冊だったかな、が実感。

 

 

2019.06.28 Friday | - | trackbacks(0)-

ストーリー・セラー / 有川浩(幻冬社文庫)

 

お久しぶりな 有川作品。

 

 SideA SideB 

二つのお話から成っている。

 

また です。

このSideA 別の本で

かつて読んでました。

http://anmitu-1.jugem.jp/?eid=135

 

おんなじタイトルだなー、と思っていながら

全く忘れており。

まあ 再び楽しめたのだから

良かった 良かった。

 

 SideA SideB 両方

小説を書く女子が素敵な男子と出会い

恋が始まり 結婚し 突如 病が襲い

死に別れてしまう、というお話。

女子コミックのような

ライトノベルのような。

 

でも とっても王道で

涙腺 うっかり ウルウルっとなる。

移動時なんかに読んでると

電車 乗り過ごしそうになります。

 

最後の最後

ちょっとひねりのある括り方で

一冊が ぎゅっと引き締まった感じ。

 

 

 

 

 

2019.06.14 Friday | - | trackbacks(0)-

ぼくが、子どものころ、ほしかった親になる。/幡野広志(PHP)

既読の2冊に引き続き

とても意味深い本。

 

余命宣告を受けた幡野氏が

小さな息子さんに残す言葉。

 

「個」の意識がとても高い幡野氏。

孤独を恐れることなく

自由に「個」で生きる

智慧や 強さについて

綴られています。

タイトル通りの一冊。

 

曖昧な部分が 一切なくて

とてもシンプル。

だからこそ わかりやすく明瞭。

 

本人の中に一筋の

明確に大きな流れがあって

写真・狩猟・文筆

父・夫・個人

どンな場面でも

ブレない様子が伝わります。

強くなければ できないこと。

それは ご本人が著書の中で書いている通り

積み上げてきた自信の証。

 

自分を生き切ることに

誠実に徹する。

 

読後 ひとりひとりが

自分について考えるはず。

そんな力のある本でした。

2019.06.12 Wednesday | - | trackbacks(0)-

えがおのつくりかた / 矢野顕子

ちょっと前の本。

偶然 知って 古本を購入。

 

文字通り アッコちゃん本。

 

中でもアッコちゃんと大貫妙子

「鉄の女史たち 対談」が楽しい。

口を揃えて「50代 おもしろい」と。

「 若い頃じゃなくて 今がいい 」と。

 

同感!

 

糸井重里さんとの対談で

しきりに自分を

「サルだからね」と繰り返す

アッコちゃん節 ご機嫌です。

2019.06.10 Monday | - | trackbacks(0)-

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